藤井義晴教授が「日本雑草学会賞 業績賞」を受賞
2019年4月23日
農学研究院 国際環境農学部門 藤井義晴教授が2019年4月20日(土)「日本雑草学会賞 業績賞」を受賞しました。
■受賞名
日本雑草学会賞 業績賞
■受賞概要
?受賞業績
「アレロパシー研究の推進による雑草学への貢献」
アレロパシーの経路に特異的な検定法を確立し世界各地の植物の活性を評価した。ナガミヒナゲシなど、外来雑草として広がるリスクの高い植物はアレロパシー活性が強いことを明らかにした。全活性法という新分析法を開発し新規物質を含む多くのアレロケミカルを同定した。活性が強い被覆植物を用いた圃場試験で高い雑草抑制作用を示したヘアリーベッチは日本で果樹園や水田稲作における無農薬栽培に、ムクナは南米やアフリカで緑肥として利用され普及しつつある。最近、アレロケミカルから植物の重力屈性を特異的に阻害する物質を見出し、つる性雑草の管理に利用する研究を行っている。
?賞の概要
雑草学会賞業績賞は日本雑草学会の学会賞の中で最高賞。雑草科学の発展と雑草の制御および利用技術に関する研究推進の面で優れた業績をあげものに授与される。
日本雑草学会(別ウィンドウで開きます)