公開講座「身近なアリを知ろう」 を開催

2024年8月6日

 7月20(土)、府中キャンパスにおいて、小学生を対象とした公開講座「身近なアリを知ろう」が開催されました。様々な環境に多様なアリが生息していることを、体験的に理解してもらうことを目的に開催しています。12回目の今回は、小学生19名、保護者13名、計32名が参加しました。
 佐藤俊幸農学研究院教授によるアリの生態に関するミニ講義の後、参加者自ら「吸虫管」を作成し、日本蟻類研究会メンバーの指導の下、キャンパス内での"アリエンテーリング”に出かけました。子供達は資料をもとにキャンパス内を探索し、吸虫管で採集したアリを実習室に持ち帰り、顕微鏡を使って種の同定を行いました。
 講義室で昼食をとりながら、アリの動画教材を鑑賞しました。アリエンテーリングの点数にもとづき成績優秀者上位3名には金銀銅メダルが授与されました。今年はレベルが高く、過去最高得点が記録されました。講評の後、全員に受講証明書が授与されました。今年も、これまで構内で見つかっていなかったアリが1種採集され、構内の種類数が47種に増えました。身近な環境にさまざま種類のアリが生息していることを実感し、家族ぐるみで楽しく学んだ一日となりました。



キャンパス内でアリ探し
採集したアリを観察
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